おうちワイン特集-とんかつに合うイタリアワイン

お食事とワインの組み合わせは食欲をそそり、食事をおいしく頂けるだけではなく会話も弾みます。 レストランで食事を注文する際におすすめされるワインは、長年培ってきた歴史の中で生まれた相性の良い組み合わせで、食事がワインを引き立て、ワインが食事を引き立てる相乗効果で何倍にも美味しく感じられるメリットがあります。

また、自宅で家族やお友達と集まって家飲みのおうちワインと食事を楽しむのも良いものです。 そんなお食事とワインの組み合わせは時代と共に幾度と無くアレンジされて来ましたが、さらに新たな感性が加わりここに来て大きな変化を見せようとしています。

 

とんかつとワインの組み合わせと聞くと一見ミスマッチに思ってしまう方も少なくありませんが、実はこれが相性抜群です。 日本ではお米を主食にした食文化ですが、欧米や欧州では肉を主食にした食文化の国がほとんどで、そのような国々で生まれたワインは肉料理とよく合うように改良が重ねられており、この2つを組み合わせればおいしく頂くことができます。

とんかつは正に豚肉を使った肉料理でワインとの相性も良く、衣によって旨味成分が閉じ込められたとんかつを口の中に放り込み、一口噛んで肉汁がじわっとあふれ出したところに酸味の利いたフルーティーなワインを口に含めば、おいしさが何倍にも広がっていきます。 日本の伝統の食文化のとんかつと、イタリアワインの歴史が詰まったワインが口の中で融合する瞬間は何にも変えがたい喜びがあるおすすめの組み合わせです。

  肉料理であるとんかつとワインの相性が良いのはご理解頂けたとして、どんなとんかつでも良い訳ではありません。 スタンダードなとんかつは、とんかつソースをかけて頂きますが、その多くは、こってりとして辛味のある濃い味で、肉の臭みを抑えようというコンセプトです。

また、こってりとしたソースとワインを一緒に頂くのは余程胃が強い方でも無い限りヘビーです。
一方、欧米や欧州のステーキは肉が持つ臭みも楽しみながら、ソースは薄味というのが定番です。 それをヒントに考えると、とんかつとワインを一緒に頂く際にはソースをフレンチ風のあっさりした味にアレンジするのが最適です。 みじん切りにした玉ねぎを飴色になるまで炒めてからコップ1杯のお湯とコンソメ大さじ1杯に醤油を少々加えて煮込み、沸騰したところでバターをお好みで足せば出来上がりです。 あっさりめのソースとワインはすいすい飲むことができ、食欲が進みます。
   



「トンカツ × イタリアワイン」

今日はトンカツを食べようかな〜と考えている貴方！ 今日のおうちワインもこれで決まり！


1.トンカツに合わせるならこのワイン！



スパークリングワイン 辛口 ロータリ エクストラ ブリュット アルペ レジス

シュワシュワな泡の爽快感と、衣のサクサクとした食感は相性抜群。豚肉の脂身も、ワインがさらっと流して旨みを引き立てます。ロータリ エクストラ ブリュット アルペ レジスとともにいただくトンカツの美味しさ、相性のよさに笑顔がこぼれること間違いなし！




2.トンカツに合わせるならこのワイン！



ヴィッラ トッリ ペコリーノ

爽やかな酸とミネラルも併せ持ち、フレッシュだが凝縮感のある果実味は、豚肉の旨味のある脂をより心地良いモノにしてくれます！ まさにとんかつにレモンを振りかけ、お塩でいただいているかのよう！ とんかつをさっぱりと食べたい方におススメ！




3.トンカツに合わせるならこのワイン！



ロゼワイン 辛口 ピポリ ロザート

アリアーニコのジューシーな果実味、程良い酸とコクが、カリッと揚がったとんかつのジューシーな肉汁を、さらに旨味あるモノにしてくれます！ 思わず箸もグラスも進んでしまう組み合わせです！


  とんかつそのものがこってりとしているのと、濃い目の味とぶつかり合わないようにするために、ワインはできるだけソフトなものがおすすめで、世界のワインの中でも最もその条件に合致しそうなのがイタリアワインです。 衣に塩コショウが使われているとんかつに対して、ほどよい酸味と甘みがあるフルーティーな味わいが加わるとより旨味を感じることができます。

また、肉の種類によって甘さを感じられる場合には、それを活かすために薄味のワインを選択する方法もあります。 とんかつ自体が噛めばサクサクとした食感の衣の中に、肉汁がじわじわ溢れるやわらかな肉が存在している構造で、自己主張の強い食べ物であることから、ワインの方はあまり自己主張の強くない控えめな味で引き立て役に回ってもらうのも一考です。 とんかつとイタリアワインで強い者同士がぶつかって両者の持ち味を消さないようにするのが選び方の大きなポイントとなります。

  とんかつとワインとの組み合わせは一瞬驚くことはあるものの、よくよく考えてみれば肉料理であるため、肉が主食である欧米や欧州の食文化の中から生まれたワインと相性が良いのは頷くことができます。 異なる歴史の中で培われて来た両者が一同に集い、新たな味を生み出す瞬間には感動すら覚えます。 ちょっとしたお食事を楽しむお出かけでも、家飲みでわいわい楽しむおうちワインでも、異なる食文化の中で生まれたとんかつとワインが出会うマリアージュを実現する新鮮な瞬間を堪能できるワインタイムを思う存分楽しみたいところです。



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住所	〒537-0013 大阪市東成区 大今里南 2-1-19 1F
TEL/FAX	06-4967-8210
URL	https://wine-yandm.com

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